(網走パソコン) パソコンやさん 網走店 | 日記 | Appleが目指すもの


2014/06/04
Appleが目指すもの


こんばんは。今日の網走も猛暑。現在34℃。干からびそうな店長(中西男)です。

さて、今日はWWDC2014がらみから、デベロッパー系の話を。

現在、iPhoneなどiOS機器のアプリを作るためには、Xcodeというインターフェースを
用いて、Objective-Cという癖のある難解な言語を利用せざるをえませんでした。

初代Macの基本的なところは、NEXTというコンピュータに模しており、
同じくソフトウェア開発言語も、Objective-Cに最適化されてきました。

iPhoneアプリで頑張って稼ごうとして、挫折している人の殆どの要因は
このObjective-Cだと言っても過言ではありません。

ある意味、これからデベロッパーとしてこの業界に参入したい個人プログラマに
とっては、非常に面倒な存在なのです。

この度、iOS8になるにあたって、AppleはObjective-Cに変わる新しい言語を
開発・発表しました。
『SWIFT』と呼ばれる言語で、ベースはObjective-Cと同じくC言語です。

今回のWWDC2014では、新型iPhoneなど、新しいウェアラブルハードの発表は
ありませんでした。
これは、iPhone5が出た時から言われていた、CPUのプロセスの問題かと。
現在は28nm製造ですが、iPhone6に搭載されるとされたのは20nmの製品。
ハードを一新して言語まで新しくするとなると、移行に支障をきたす可能性がありますから
そういう意味でも、今回の選択は正しいかと思います。

また、SWIFTと同時に、『Metal』というグラフィックス系APIの発表もありました。
こちらは、Microsoftで言うところのDirectX12だったり、AMDのMantleにあたるAPIです。
つまり、PowerVR環境に置いて、2D/3Dグラフィックが最適化されるということです。

今までは、どちらかというとハードで重たいグラフィックを無理やり動かしていた感が
否めませんが、Metalが導入されることによって、家庭用ゲーム機の様な
美しく綺麗でスムーズな描画が期待できるわけです。

最後に、SWIFT自体は、iOSだけではなく、MacOSでも使える言語となるため
ここ5~6年は、SWIFT系技術者がもてはやされることになるでしょう。

網走は田舎なので、こういう新しいものを率先して導入する方がどれだけいるか
わかりませんが、デベロッパーが集まれる空間があって、お互いに情報交換が
できる場所があれば、最高なのだろうなと思いつつ、当店でそれができないか
現在検討中です。

各種希望などありましたら、色々ご意見お寄せ下さい。

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