TOP > (網走パソコン) パソコンやさん 網走店 日記 > マヨネーズは新時代の救世主となり得るのか?
こんばんわ。今日はちょっと風変わりな日記タイトルです。店長(中西男)です。
当店はパソコンショップであるとともに、今や『ミニ四駆やさん』と勝手に改名されて
しまうくらいのミニ四駆ステーション(タミヤの専門店)です。
先日、ミニ四駆でも自作パソコンでも常連さんのMさんと以下のような会話をしました。
Mさん:「この間、ネットで徘徊していたら、ミニ四駆のグリス(潤滑用)の代わりに
マヨネーズを使っているっていう書き込みを見たんだけど。知ってる?」
自分:「いやー、そんなのは聞いた事が無いですね。ウチの濃ゆい常連勢でも
やっている人はいませんし、ネタじゃないんですか?」
Mさん:「いや、どうやらネタではなく、実際にやってみてそこそこ良かったらしいのさ。」
自分:「まぁ、マヨネーズも65%が植物油らしいですから、出来なくもなさそうですが、
問題は『粘性』でしょうね。」
Mさん:「実は今、このマシン(ミニ四駆)、駆動系だけマヨネーズ付けてあるんだけど。」
自分:「なんですと!(@.@)(驚)」
実際にスイッチを入れてみる。
なんと!意外と静か!
しかも、駆動系がたまたま良かったマシンなのか、結構速い。
Mさん&自分:「おぉ~!!!」
Mさん:「結構いけるねこれ。」
自分:「そうですね。これならどこの家庭にでもあるでしょうし、コストも激安!」
とここまではミニ四駆の話で、まぁ不可能では無さそうな内容。
しかし、この後のMさんの一言で状況は一変します。
Mさん:「ミニ四駆のグリスで使えたんなら、パソコンのCPU用のグリス(冷却用)としても
もしかしたら使えるんじゃない?」
自分:「はい?(杉下右京風)」
Mさん:「シリコングリスとかも油だし、色も濁っているしどうなんだろう?」
自分:「流石にマヨネーズの粘性だと、温まった瞬間流れ落ちてくるのでは?
確かに、車やバイクとかでも冷却にはオイルを使いますけどね。」
ということで、実験してみようということで、後日、実験用マシンを1台用意。
使用したCPUはMさん所有の、intel Core i7 2600K(Ivy Bridge)。
マヨネーズは、味の素ピュアセレクトマヨネーズ(250g)。
と、なんとも贅沢なというよりは、もったいない実験用マシン。(^^;
壊れたら元も子もないぞぉ。
流石にグリスと同じ量のマヨネーズをのせれば、油分が流れてきそうな雰囲気
だったので、CPUの真ん中にちょこんと綿棒の先大の量を塗布。
純正ヒートシンクを取り付けてスイッチON!!
.....なんなく起動。BIOS画面も表示され、ちゃんと動いています。
CPU温度は38~39℃。
40℃に達しないくらいでウロウロしていました。
本当に実稼働できるのか実験。
Windows7を起動して、3DMark11を走らせる。
なんなく完走。
Mさん:「3DMarkはCPUをそれほど酷使しないから、CinebenchとかSuperπ
じゃないと、分からないのかもね?」
じゃぁやりましょうということで、両方実験。
両方とも通常動作。
Mさん:「シリコングリスの代わりにも使えるのね。」
自分:「そうなんですね。驚き!」
と、ハッピーエンドで終わりそうなこの話。
実は、後日談があって、きちんとオチが付きます。
~1週間後~
Mさん:「やっぱり5日間が限界だったわ。」
自分:「えっ?あのマシンあのまま使ってたんですか?CPUとか大丈夫でした?」
Mさん:「CPUは大丈夫だったけど、OS駄目になったわ。」
自分:「最終的に、どんな感じで終わったんですか?」
Mさん:「ある日突然ブルースクリーンがでてリブートしたからBIOSでCPU温度を
見てみたら、69℃とかになっていて。
ヒートシンク外してみたら、ヒートシンクの接触部分が酸化して腐食していて
全然排熱出来なくなってたよ。」
自分:「なるほど、酸化することまでは気が付きませんでしたね。
でも、一瞬おいしい臭いがしていたし、結果オーライじゃないですか?」
Mさん&自分「(笑)」
てな感じです。
結論 : マヨネーズはミニ四駆に使えてもパソコンには使えません!
ということで、Mさんとのアホ実験のお話しでした。(^^;