TOP > (網走パソコン) パソコンやさん 網走店 日記 > 全てのAV機器はパソコンへと集約される将来。
こんばんは。やっといつも通り。店長(中西男)です。
今日は新しいビデオカードのご紹介もしたかったのですが、むしろインパクトだけなら
こちらかな?と思ってマザーボードに決定。
『ASRock Z87 Extreme11/a』
といっても、このマザー、普通のマザーボードだったとしたら面白味がありませんよね?
このマザーの特徴はSASが搭載されているというところ。
SASをご存じの無い方へ。
簡単に説明すると、シリアル版SCSI接続の端子で、Serial-ATAとピンアサインに
互換性があるという優れものなインターフェース。
サーバーなどではこれを使ってHDDやSSDをぶら下げています。
転送速度もS-ATAよりも高速で安定性抜群なのですが、価格が高いので、
一般的にはあまり導入が進んでいないという現状です。
しかーし、このマザー、それだけにあらず!
なんと、SASとS-ATAを合計で22ポートも搭載しているというキワモノスペック。
極端な話、1つのマザーに22台のHDDやSSDをぶら下げられるという事です。
これはちょっとしたサーバーの数倍の搭載量です。
通常のマザーなら、S-ATAが6ポートどまりです。
しかし、6ポート全て埋め尽くすという人もそうそういないはず。
単純計算で22ポートの半分、11ポートを使ったにしても、それぞれ1TBのHDDを
繋げれば、11TBもの大容量パソコンの出来上がり。
最近の流行りで、SSDにしたとしても、128GBx11=約1.4TBに。
最近ではHTPC(ホームシアターパソコン)という名称は聞かれなくなってきましたが、
AV家電は少なからずパソコンに近いものへと進化を遂げています。
音楽系の家電などはDLNAやApple製品に対応しているものが殆どですし、
ブルーレイ関連もHDDはパソコンと同じものですし、中にはSSDを搭載したものの
出てきてしまったくらいです。
パソコンも、TVチューナーを接続して、宅内LANを構築すれば、あっという間に
AVサーバーに早変わり。
パソコンならHDDの容量なども後からいくらでも好きなだけ付け足すことが
できるので、1台で動画から音楽まで全てを網羅することができます。
大量のCDやレコードの中から、聞きたい1枚を必死に探し出して、
やおら見つかって聴き始めた時には、疲れてしまって何のためにやっていたのか
解らなくなる事ってよくあるのです。
アナログの画質や音質というものもアジがあって捨てることは絶対にできませんが、
とり回しやすさや、とっつきやすさという部分では、デジタルは非常に有効な
手段なのです。
今お持ちのパソコンに手を加えてサーバーにするもよし。
折角だから1から組みあげるもよし。
自作パソコンならそれらが全て叶えられます。
お宅にも1台如何ですか?