TOP > (網走パソコン) パソコンやさん 網走店 日記 > 業界も再編の時期
こんばんは。昨日は特定秘密保護法案の行方が気になって、夜中までテレビに
かじりついていて、ちょっと寝不足な店長(中西男)です。
結局その後、W杯の組み合わせ抽選会も全部見終わってやや3時。(^^;
先日OCZが倒産という話がありましたが、今日は三菱がモニタ業界から撤退の話。
三菱はCRTの時代から、高額帯の主流メーカーとして君臨していました。
三菱はテレビのノウハウがありましたから、ダイヤモンドトロンという高画質の
ブラウン管を武器にCRT時代を戦い抜きました。
当時、高画質のCRTは、SONYのトリニトロンか三菱のダイヤモンドトロンの2極でした。
一応両方持っていましたが、どちらかというと自分はトリニトロン派でしたね。(^^;
写真に添付したのは、以前使っていたCRTです。
2000年前後にはNECとモニタ事業で合併、NEC三菱ブランドで液晶モニタの
普及に一役買っていました。
その後、NECと再び離れ、三菱単独でのモニタ事業となりましたが、
技術的な問題が多々あり、リコールや返品などでブランド力は低下して行きました。
液晶もその後どんどん安くなり、韓国勢メーカーが勢いを伸ばし、
製品の質も、価格も韓国勢に劣るような中身になっていました。
現在では地デジのテレビが4K解像度までに対応しており、
パソコン用にモニタを別途用意する必要が無くなってしまっており、
それなりに映ればいい程度で、24インチ程度であれば、外国産メーカーの方が
安く手に入ることもあり、日本製の高額なモニタは売れなくなってきています。
価格差は大きいものの、画面の画質の差がそれほど無くなってきたという事ですね。
時代の流れとして仕方の無いことかもしれませんが、身近にあったメーカーが
無くなるというのは、どんな理由があったにせよ寂しいものがあります。
今後もこのように撤退や再編が繰り返されていくのでしょうが、
業界自体が委縮してしまわないことを祈るばかりです。